ASPINA(シナノケンシ)は、「あらゆるものの把持に挑戦」をスローガンに電動ロボットハンドの展開を進めておりますが、この度、角型ワークの把持に最適なロボットハンドとして、電動2爪ロボットハンドを開発・追加し、シリーズを拡充しました。<3爪ハンドと補完しあう新モデル>として、2爪ロボットハンドを4月下旬から販売開始します。なお、機種名は把持力の異なる2種類と、最大開口幅の異なる2種類の選べる爪(計4モデル)を用意しています。
ASPINA(シナノケンシ株式会社)(本社:長野県上田市、代表取締役社長 金子 元昭、以下ASPINA)は、<電動3爪ロボットハンドと補完しあう新モデル>として、電動2爪ロボットハンドを開発・追加し、シリーズを拡充しました。
これまで3爪ロボットハンドで、様々なワークに対応するオプションパーツを用意して、把持対応できる対象ワークの幅を広げてきました。その中で、とくに梱包箱や電子部品など、角型のワークについてもより安定して運びたいという声を多くいただいていました。そこで、そうした角型ワークの把持に最適なロボットハンドとして、電動2爪ロボットハンドを開発・追加し、シリーズを拡充しました。
計4タイプを選べる形でラインナップを充実させております。これによりワークの柔らかさやサイズへの対応力が増しています。P-40およびP-80の爪はそれぞれ付け替えも可能です。
四角いものの把持にも優れていますので、より様々な角型ワークに対応できるようになりました。具体的に利用が期待されるワークとしては、基板、電子部品、樹脂部品、金属部品、個装箱などがあります。
また、協働ロボットとの接続ケーブルが邪魔にならないようアタッチメント部分を改良しております。
2022年にプレスリリースしました「オートグリップ機能」がすべての機種に搭載されています。これにより形が変わりやすいワークや大きさの異なるワークを、ひとつのハンドで把持することができる点は共通です。
またトルク、位置、速度、プラグ&プレイ対応(協働ロボットからの操作性)は従来同様です。精密把持に優れた協働ロボット用エンドエフェクタである点に変わりはなく、3爪ロボットハンドと2爪ロボットハンドを、用途に応じて使い分けていただくことができます。
※なお、各ロボットへの対応状況についてはお問い合わせください。
モデル | ARH205D-P40 |
ARH205D-P80 |
ARH250D-P40 |
ARH250D-P80 |
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最大開口幅 | 73mm | 150mm | 73mm | 150mm |
本体サイズ | φ63×173 | φ63×210 | φ63×173 | φ63×210 |
把持力 ※1 | 11N | 5.5N | 110N | 55N |
最大可搬重量 ※2 | 1,000g | 3,000g |
4月下旬 (受注開始時期 3月下旬)
「ASPINA」(読み方:アスピナ)は、シナノケンシのコーポレートブランドです。長期成長戦略のひとつであるグローバル市場への展開に向け、広く世界中の関連業界や新規事業や製品を創出しようとするお客様への認知度向上を図ることを目的としています。シナノケンシという社名は変更しませんが、社外向けにグローバルに発信するコーポレートブランドは、「ASPINA」を統一ブランドとして使用しております。「ASPINA」は、「世界中の人びとの希望と快適をカタチに」というミッションのもと、お客様と一緒になって徹底的に考え、当社の技術を活かして、発想とソリューションで新しい製品や事業を実現することを目指しています。
ASPINAコーポレートサイト jp.aspina-group.com
製品サイト http://www.plexmotion.com/special/roboticgripper/
ASPINA シナノケンシ株式会社
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