ASPINA電動ロボットハンドについて

ロボットハンド本体、爪形状、拡張性など
電動ロボットハンドとは何ですか?

電動ロボットハンドとは、ロボットアームの先端部分に取り付けられる人の手のような動きをする電動の機械です。ロボットアームの他にも工程自動化のための専用機器・生産設備に取り付けられることもあります。また電動グリッパ、電動チャック、電動エンドエフェクタとも呼ばれます。

電動ロボットハンドのメリットは何ですか?

空気圧動作のハンドが苦手とする柔らかいワークも、人の手のように潰さずしっかり優しくつかみます。細かい把持力調整で、人の隣で安全に協働作業することができます。空気圧動作のハンドの様に圧縮エアを供給する必要がないためエアーコンプレッサーも不要で、省エネルギー化に貢献します。

オートグリップ機能とは何ですか?

把持力をハンドが自動で調整する機能です。詳しくは下記リンクをご覧ください。

ASPINA電動ロボットハンドにはどのような種類がありますか?

2爪と3爪の仕様から選択できます。詳しくは下記リンクをご覧ください。

3爪の得意な把持物は何ですか?

把持対象物としては円形や円柱形が得意です。また、球体や厚みのあるものなども得意です。内径把持も対応するためドーナツ形の把持にも適しています。下記リンクの活用事例、ケーススタディも参考ください。

2爪の得意な把持物は何ですか?

把持対象物としては基板などの角型が得意です。小箱などのパレタイズも得意です。下記リンクの活用事例、ケーススタディも参考ください。

自社のワークを安定してつかめるかどうか導入前に確認できますか?

サンプルワーク把持テストを無償で承ります。またデモ機のお貸し出し(原則無償)も行っていますので、お気軽にご相談ください。

爪のカスタム対応は可能ですか?

「カスタム爪サービス」でお客様それぞれのご要望に沿った最適な爪を設計・ご提案を承ります。お気軽にご相談ください。

爪は取り替えできる構造になっていますか?

可動部の爪は取り替え可能です。またオプション座面には固定爪などの取り付けが可能です。

どのような設定・調整ができますか?

主に爪の開閉位置(0.1%刻み)、トルク(把持力、0.5%刻み)、開閉時間(1ms刻み)が調整できるため、滑らかに動作します。

ミスグリップした時に把持エラーは検出できますか?

エラー範囲を設定することで把持エラーを検知して出力できます。

1回の把持動作中に開閉速度を変化させることはできますか?

二段階運転に対応しており、タクトタイムを短縮しながらやさしくつかめます。

中空内蔵カメラも販売していますか?

販売していません。お客様にてご用意ください。

中空機構だと内側も回転しますか?

回転します。内径活用の場合は、摩擦防止のためスリーブ等をお客様にてご用意ください。

ロボットとの接続について(全般)

制御、通信方法など
ロボットハンドはどのような通信・制御ができますか?

ASPINA電動ロボットハンドは通信制御とI/O制御に対応しています。通信制御は各ロボットとのプラグインソフトウェアで制御する方法と、Modbus RTUで制御する方法があります。
詳しくは下記リンクをご覧ください。

IO制御はどのように行いますか?アプリケーションはありますか?

専用アプリケーションで事前に動作パターンを設定し、InputのON/OFFでパターンを呼び出します。使い方など詳しくは下記リンクをご覧ください。

IO設定アプリケーションのスクリーンショット

ユニバーサルロボットとの接続について

ユニバーサルロボットとの接続で、どのような通信・制御ができますか?

接続するロボットの種類と制御方式で異なります。詳しくは下記リンクをご覧ください。

ユニバーサルロボットでのロボットハンド設定方法は?

ユニバーサルロボットの操作用ソフトウェア「URCaps」で設定します。
使い方など詳しくは下記リンクをご覧ください。

ユニバーサルロボットでの把持チェック・二段階運転の設定方法は?

ティーチングペンダントでの操作方法は下記リンクをご覧ください。

Techman Robotとの接続について

Techman Robotとロボットハンドの取り付けや設定方法は?

専用プラグイン「TMコンポーネント」をロボットにインストールする事で操作できます。使い方など詳しくは下記リンクをご覧ください。